思わぬ病気を招くことも
どこを痩せる必要があるの?と聞きたくなるような人の口癖が「痩せたい」というケースはよくある。ダイエットがライフワークのようになっていて、痩せてもなお、痩せねばという概念にとらわれ続けてはいないか。
もう一度考え直して欲しい。何のために痩せるのか?
痩せすぎている事による健康障害のリスクだって無視はできない。ガリガリの体は、気になるあの人の目には魅力的に映るのか。第3者的な視点から冷静に自分を見つめ直すことは時として非常に大切だ。
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その肌荒れの原因はダイエット!?
ダイエットによる極端な食事制限で、必要な栄養素まで取れない状態になると体の様々な箇所に異変が起きる。肌もそのひとつだ。
肌にとって大切なビタミンA・Cが不足すると、コラーゲンが生成されず肌の弾力が失われる。保水力も低下し、乾燥しやすくなる。肌の抵抗力が落ち、新陳代謝も低下してシミやシワができやすくなる。痩せたら老けた印象になった、というのはこういったメカニズムだ。
将来後悔しても遅い!?
無理なダイエットで生理が止まってしまったという話も少なくない。生理不順は甘く見てはいけない。その状態になるまでにかかった時間の倍は正常に戻るまでに要するという。
生理不順は無排卵や無月経を引き起こし、不妊やヘタをすれば閉経を招く危険性がある。結婚していざ子どもが欲しいと思っても、ダイエットが原因で不妊症となってしまっているケースは少なくないそうだ。おかしいと思ったら婦人科で診てもらうようにしよう。
痩せても人間的にブスではダメ
痩せすぎになると体力が低下し、外出がおっくうになって引きこもりがちになってしまう。表情も冴えず、ネガティブな考えになりイライラしがちになり、ストレスを発散させる体力も無く溜め込む一方で、人間関係にも影響が出てくるケースもある。
見た目がどんなに細くて理想的であると思っていても、人間的に魅力がない人には異性も近寄ってはこない。
ストレスは免疫力を落とすので、風邪を引きやすいなど様々な病気の原因になったり老化を早める。
ダイエットに必死になりすぎて本来の目的を見失ってはいないだろうか。最初は「美しくなりたい」「異性にモテたい」と思って始めたはずのダイエットも「体重計の数字を減らすこと」に目的がすり替わっていないだろうか。一度立ち止まって今の自分を見つめ直すのも大切だ。