栄養バランスの崩れがうつを引き起こす
ダイエットをすると即、うつになるというわけではないが、食生活の偏りによる栄養バランスルの崩れがうつを引き起こす可能性があるとマイナビニュースのビューティ&ダイエット編集部が調査結果を公開した。
うつ病は脳内のセロトニンという物質が減少している状態で起こると言われているが、このセロトニンは肉・魚の赤身、乳製品、大豆製品などに含まれるアミノ酸「トリプトファン」から作られる。トリプトファンは必須アミノ酸なので、体内で作ることはできない。
ダイエットによる極端な食事制限や偏った食事を続けることにより、トリプトファンが不足してセロトニンが作られなくなり、鬱状態を引き起こす危険性があるという。
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タンパク質不足は痩せない
セロトニンには感情を安定させたり、意欲や活力、喜びなどを伝達する働きを担っている。不足すると、こういった感情を感じにくくなり気分が落ち込んでいわゆる「うつ状態」になってしまう。
ダイエット中であったとしても、タンパク質は健康な体を維持するためにも省かれるべきではない栄養素だ。タンパク質が不足すると、体内で必要なホルモンが作られなくなったり、免疫が下がって病気にかかりやすくなったり、恐ろしいのはかえって肥満やむくみを起こしやすくなる。
タンパク質が不足すると体内の筋肉を削って補給される。筋肉量が低下すれば、代謝が落ちてかえって痩せにくくなるという悪循環にもなる。
ダイエットをする場合でも、タンパク質は抜いてはならない重要な物質だ。体と心の健康のためにも、バランスの取れた食事を心がけたい。

マイナビニュース ダイエットでうつ病になる?
http://news.mynavi.jp/c_career/level1/yoko/2012/07/