脱法ドラッグより危険！？タイ製ダイエット薬

タイ製の覚醒剤酷似成分入りダイエット薬による健康被害が急増していると日刊SPA!が報じた。中には死亡例も報告されており、問題となっている。

タイ製ダイエット薬は10年ほど前から日本でも流通している。「ホスピタルダイエット」「ニューホスピ」等の「ダイエットサプリ」として販売されており、製品で有名なのは「ヤンヒー」「MD」などである。

ダイエット薬だと思って飲み続けたら、覚醒剤中毒のような症状が現われ苦しむ人が増えているという。被害報告が出てから調査がなされるが、平成14年から報告されている死亡4例を含む15例以外にも潜在的な健康被害はさらに多くあると推測されている。

※イメージ問題のダイエット薬は駅に併設する大型デパートで簡単に手に入ってしまう。ダイエット専門クリニックとは名ばかりで診察はなく、肥満レベルと希望時間を言ってお金を払えば薬は手に入る。

価格は1ヶ月2000円程度。日本人は旅行の間に立ち寄ったり、ネット販売で入手している。成分には「マジンドール」という覚醒剤に酷似したものも含まれるケースがある。

「マジンドール」は重症の肥満症の患者に投与される成分であり、用法用量通りに服用しても幻覚症状などが現われることがあるという。タイの薬品製造基準は緩く、錠剤ごとに成分が違うこともあり得る。

他には覚醒剤様成分「シブトラミン」が入ったものも多く流通している。飲むだけで痩せられた！と経験者は驚嘆しているが、脱法ドラッグより中毒性が高く危険なものもあるという。

どんなに痩せたくても、生命の危険に晒されるようなものには手を出してはならない。



日刊SPA! 死亡事例も…タイ製ダイエット薬にご用心
http://nikkan-spa.jp/226394