数値で確認
独立行政法人「放射線医学総合研究所」(千葉県千葉市)は、体に浴びた放射線の総量を確認できるコンピュータソフトを開発、ホームページで20日に公開すると発表した。
Image: blakespotこのソフトは、住んでる場所や、建物の種類(木造・コンクリートなど)、日付けごとの、屋外にいた時間などを選ぶことで、これまでに浴びた放射線の総量(およその被ばく量)がわかるようになっており、値によって「健康への影響は心配ない」など、結果が確認できるそう。
3月11日に、福島第一原発の放射能漏れ事故が起きて以後、放射線を浴び続けている原発付近の住民の、不安解消を目的に作られたとのことだ。
健康への影響を知る第一歩
開発担当で、同研究所の明石真言理事は
「自分の被ばく量を知ることで、健康に影響がないことが実感でき、安心につながるのではないか」
と話している。
このソフトを使用した
「住民線量評価システム」は、20日に公開の予定だ。
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NHKニュース独立行政法人 放射線医学総合研究所住民線量評価システム