’鉄人’治療確認で余命騒動
スティーブ・ジョブズ(53)の余命が6週間ほどらしいと、アメリカの「THE NEXT WEB」が報じており、ネットの一部が騒然としている。ジョブズ氏は、いわずと知れた、アップル社を健康上の理由から休職中の、同社CEO(最高経営責任者)だ。
Image: Danny Novo「RadarOnline」の独占取材によると、ジョブズが、2009年に肝臓がんで亡くなった、ハリウッドスターパトリック・スウェイジが収容されていた、カリフォルニア州パルアルトの、スタンフォード癌(がん)センターにて、治療を受けていることを確認したそうだ。
また、同センターで、2月8日に取られたジョブズ氏の写真が、18日発行のThe National Enquirer誌に掲載される予定だという。写真のうち1枚は、アップル社のクパチーノキャンパスで仕事を終えた後の、同センターで、車からでてくる場面だそう。
秘密主義で健康状況は不明
休職についてジョブズは、健康上の理由としか公表しておらず、同紙は、今回の治療が、以前治療を完了した膵臓癌や、2009年の、肝疾患による肝臓移植に関係するものなのか、または、新たな健康問題が発生したのかは不明だと報じている。
癌専門医で、40年の経験を持つジェローム・スパンバーグ医師によると、ジョブズは、すい臓がんの再発のため、同センターの外来で、化学療法を受けている、とイギリスの「デイリーメール」は報じているとのこと。そして、同医師は、次のようにも述べているそうだ。
「写真を見る限り、ジョブズは、お尻の肉もなくなってしまい、癌の末期のようです。体重も、60キロもないのではないでしょうか。」
余命宣言は呼吸器科医の見解
今回のニュースの第一報を報じたThe National Enquirer誌は、末期治療医のサミュエル・ジェイコブソン医師の発言として、次のように伝えている。
「写真からみると、彼は末期で、あと6週間程度ではないでしょうか。」
ただし、ジェイコブソン医師は、呼吸器が専門だ。写真の見た目のみから、専門以外の医師が下した判断のみで、早急に結論を急ぐのはいかがなものだろうとも考える。
彼の判断が間違いで、ジョブズ氏が頑張ってくれるよう、心から願っている。
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